空きマスの扱いについて

終局時に空きマスがあった場合(つまり盤面が埋まりきって
ないのに双方打てなくなった場合)、日本のルールでは
それを折半します。「そういうルールだ」と最初から
言われているので、特に違和感はありません。

一方世界戦を初めとする日本以外の国のルールでは、
空きマスは勝者の物になります。日本ルールでも
パーフェクトの場合は空きマスも勝者のものになりますが、
世界ルールではパーフェクトじゃなくても常に勝者の物に
なるわけです。

これたぶんね、日本では「石差」という考え方を用いていた
のが理由だと思うんですよね。石差は「自分の石数-相手の石数」
で求めるので、この考え方だと、空きマスについて特に考える
必要はなく、自然と空きマスは折半することになります。

一方「石差」という考え方はなく「石数」でやっていた海外では、
「空きマスの扱いはどうするか」と考える必要が出てきます。
その時に、「折半する」という案もきっと出たんでしょうが、
それだと少数が出て来る場合が多いし、わずらわしい。
それなら勝った人の物にしちゃえばいいじゃん、ってなことに
なったんじゃないかと思います。

まぁ、これは決めの問題で、どっちが正しいとかそういう問題
ではないと思ってます。
とりあえず日本ルールと世界ルールが異なるってのが何か嫌
なんで、思い切って統一しちゃいませんかね。

どっちでもいいんですけど、どっちかと言えば、少数が出て
こない世界ルールがいいなぁと思ってます。
ってことで、日本ルールを世界に合わせちゃいません?

「空きマスの扱いについて」への6件のフィードバック

  1. Unknown
    私は、日本式が好みです。

    小数は出ますが、「石が盤面に一つでも残った場合は双方の責任」という考え方に共感します。

    返信
  2. Unknown
    私は世界式の方が好きです。例えば「59-1より63-1の方が得だから」という理由での無意味に近い引き伸ばしがなくなるから。

    返信
  3. Unknown
    遅いコメントですみません。

    統一すべきかどうかについて

    →統一すべきという意見に大賛成。

    世界式か日本式かについて

    →決めの問題なので、強いこだわりはありません。

    雑感

    本件は理想的解決方法と現実的解決方法があると思います。

    理想的には、私は旧日本方式「石差制・ただしPerfectのみ64石差扱い」が好みです。

    現実的には、世界に合わせるというのでもOKと思います。

    雑感(詳細)

    石差制が過去のある時期において敬遠されたのは主に運営上の理由と思います。

    対戦カードの記入間違いや集計時の煩雑など。

    しかし石差制は日本の棋界を代表する囲碁でも「何目差」という表現をするのと同様で馴染み深く、古い人間にとっては、たとえば6試合制の大会で、4勝2敗だけど石差合計はマイナスだとか、3勝3敗だけど大きくプラスだとか、そういう「雰囲気」がわかりやすい。

    海外で石差が嫌われたのは、俗説によると一部の民族で引き算が苦手だからとか、民族差別的な説もあるようですが、もしこれが仮に事実だとしても、今では解析ソフトなども評価値を符号のついた数値≒石差で形勢の近似値を表示するのが一般化しているし、そもそもオセロを好んで打とうという人間が引き算ができないとは到底思えないので、統一するならいっそのこと石差制を復活してもよい、せめてその打診を世界に向け発信してもよい時期なのではないか。このように考える次第です。

    まあ、こんなことに大きなエネルギーを使うのも賢明ではない気もするので、世界に合わせるというならそれでもいいとは思います。

    しかし、決めの問題とはいえ、たとえば極端な例ですが

    f5f4c3e6f7g6g4e8g8g5h5

    これは黒+14とか、35:29というなら違和感ないけど、62:1だといわれるのには、まだまだ個人的に違和感を払拭できません。

    まあ、みんながそれでいいというならそれでもいいや。

    返信
  4. Unknown
    すみません、間違えました。

    >f5f4c3e6f7g6g4e8g8g5h5

    >これは黒+14とか、35:29というなら違和感ないけど、62:1だといわれるのには、まだまだ個人的に違和感を払拭できません。

    黒+13, 38.5:25.5なら違和感なし

    62:1だと違和感なし

    訂正してお詫びします。

    ・・・って、これしきのことで私が一瞬でも間違うということは、やっぱり石差制はよくないかもしれない(爆)

    返信
  5. Unknown
    お詫びがてら、追加コメント

    なかじさんが「空きマス按分」は私も一瞬考えました。上記コメントで引き合いに出した14:1を「石比制」で表現すると、四捨五入して60:4になります。・・・これはかなり違和感少ないですが、面倒でやってられませんね。それによくありがちな32:31という場合、結局32:32扱いになるというのもいまいちです。

    返信

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