段級位認定について

段位認定基準を、今より少々厳しめにしたらどうかなと思ってます。

やはり現在は過去と比べて昇段者が格段に増えていると思うんですね。もちろんそれそのものが悪いとは思わないのですが、やはりある程度取りづらいものにしないと、段位の価値が下がると言うか、みんなが「目指す」ものになり得ないと思うわけです。

とは言っても今と比較して劇的に厳しくしたら、既に認定済のものとの整合性が著しく損なわれるので好ましくない。また、既に認定済の段位をとりあげるなどということは、絶対に出来ないことだと思います。

そこで近い将来に高段者が溢れて収拾が付かなくなるという事態を避けるために、現行の認定基準をちょっとだけ厳しめにして、更に6月29日のブログにちらっと書いた「積分方式」をちょろっと交えることを考えてみます。
例えばですけど・・・

【現行ルール】
 全日本ベスト8に入ったら五段

【提案ルール】
 四段の選手が全日本ベスト8に入ったら五段
 三段以下の選手が全日本ベスト8に入ったら四段

というようにしたらどうでしょう。
つまり現行の規定の段位になるには、既にその1つ下の段位を持っていなくてはならない。2つ以上下の段位しか持っていない場合は、認定される段位が1つ下になる、というもの。

これを全てに適用してみたらどうでしょう。
例えば優勝もそう。六段の選手が全日本または名人戦で優勝すれば今まで通り七段認定、しかし五段以下の選手が優勝した場合には六段を認定。

おおざっぱに言えば、ある成績を2回出すか、または1つ下の成績を過去に出しておかないと、今と同じ段位は取れない、ということになります。

でもあれか、上の書き方だとなんかめんどくさい表現になるから、

【提案ルール】
 全日本ベスト8は四段
 ただし四段の選手がベスト8に入った場合は1つ昇段とする

という言い方のがなんかいいかな。

で、さらに、あまり論じられてないけども、八段以上もちょっと変えたらどうかと思っています。七段の選手が名人戦または全日本を優勝した場合には八段昇段、というのはそのままで(七段になってから優勝2回で八段、としても良いかな)、九段を取るには八段の選手が世界選手権を優勝する必要がある、とする。これに伴い、七段以下の選手が世界選手権を優勝した場合には1つ昇段とする。

全日本・名人戦を例に出して書いてみましたが、ブロック・支部主催の大会も同様にしたらいいんじゃないかと思います。
例えば級位のない人間が現行ルールの初段の成績を挙げても、一発では初段は取れない。その場合はその1つ下の1級。
1級を持った選手が例えばシーサイドオープンで4勝を挙げたら、現行通り初段認定となります。

これだと目指す段級位がある場合、そこに到達するにはその1つ下の段級位をまず取得した方が取りやすくなるので、段級位が1つ上がる喜びというものが今よりも増すんじゃないかなと思います。

まぁ、とは言っても、段級位が上がったからといって何も特はないという状態では、引き続き申請しない人は出続けると思います。
この辺は、なんらかの形で、段級位が上であった方が得をするような仕組みを作って行かないといけないのかなぁ、と、漠然とですが思っています。

「段級位認定について」への4件のフィードバック

  1. Unknown

    1段ずつの昇段って考えはかなり好きです。
    自分でもちょっと似た案を書いたような気がしますので、
    あとでトラックバックしてみます。

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  2. Unknown

    なかなかうまいやり方ですね。
    ただし、地方によりけり大会数に開きがあるので
    大会を活発にする必要が有りますが。
    (北海道は大会段球位認定大会は年4回、
     そのうち級位はオープンB級のみ)

    あとで試すことが出来たら私のブログの
    近い記事のトラックバックを試してみます。

    返信
  3. Unknown

    うまいやり方って言うより
    むしろ世間一般が「段位」に抱くイメージってのは
    nakajiさん言うところの「つまり現行の規定の段位に
    なるには、既にその1つ下の段位を持っていなくては
    ならない。」ではないだろうか・・・。

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  4. Unknown

    この意見賛同ですね。やはり段位は少しずつ上がっていくほうが継続して努力する気がでるように思います。思いがけずに一気に段位取った場合は、かなり嬉しいのですがその後段位に見合った実績すっと上げられないと辛いものがあるので(汗

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